ピクスタは6月28日、マスクを着けた日本人の画像素材を1000枚集めたデータセットの販売を始めた。機械学習での利用を見込み、アノテーション(画像を説明するテキスト情報)が付属するバージョンとそうでないバージョンを提供する。価格は順に16万5000円、9万9000円(いずれも税込)。
画像素材サイト「PIXTA」ですでに提供している画像の中から、年齢層や性別を問わず、マスクを着けた日本人の顔がはっきり写った画像を集めた。アノテーションはCSVファイルとして提供する。
マスクを着けていない日本人の画像を1000枚集めたデータセットも同時に発売。マスクの有無をAIに学習させる用途などでの利用を見込むという。こちらもアノテーションがあるものとないものを提供する。価格はマスクありのバージョンと同様。
ピクスタは2018年に機械学習用の画像素材の販売を開始。マスクを着けた日本人の画像素材なども提供していたが、これまでは単品での販売だった。しかしコロナ禍の影響でマスクの有無を判別する画像認識AIの需要が拡大したことから、セットの販売を決めたという。
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