ドローンスクールを運営するハミングバード(東京都港区)は6月29日、VRでドローンの操作方法を学べる「VRドローンスクール」を開校するとを発表した。お台場校と新宿校で、2021年7月から提供を始める。ドローンを学ぶための地理や時間の制約をVRで解消し、効率的な技術取得を促すという。
実際にドローンを運転した際に発生する慣性なども再現。現実の運転に近いものを目指したという。まずはβ版として基本的な操縦を学べるコースを提供する。今後は気候などの細かな条件の調整や、ドローンでの撮影や計測など、実際の現場でのシチュエーションの再現も実装していきたいとしている。
VRで学べるコースは、国土交通省認定のドローン管理団体であるドローン操縦士協会(DPA)の認定ライセンスに準じた内容。コース自体はDPA非公認だが「VRでの学習がライセンス取得に効果的」と同社は話す。
日本でドローンを飛ばす際にライセンスは必要ないが、飛行条件によっては安全確保対策や10時間以上の飛行実績を示した上で、国土交通省への許可申請が必要な場合がある。DPAのライセンスは飛行許可を確約するものではないが、許可を得る上で有効な資格だという。
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