LGの2画面スマートフォンで真の2画面を体験したと感じた筆者だが、残念ながら既報の通りLGはスマートフォン事業から撤退を発表。さらにMicrosoftが海外で発売した2画面スマートフォン「Surface Duo」は評価がよろしくないようで、現在のところ日本では販売されていない。
一方、大画面が特徴の折りたたみ型スマートフォンは、サムスン電子に続いて中国のXiaomiが「Mi MIX FOLD」で参戦。さらに同じ中国のOPPOは、ディスプレイが巻き取り式で横に伸びる「OPPO X2021」で、1画面サイズが2画面になる仕組みを実現した。
また、Android OSも折りたたみ型の端末を標準でサポートするなど、2画面の対応を強化している。
国内販売されていないMicrosoftのSurface Duoも、2021年内の次モデル発売がうわさされている。また、iPhoneでも折りたたみモデルの開発が進んでいるとのうわさがある。これらはあくまでうわさレベルではあるものの、次のトレンドとして1画面を超えたサイズ感のスマートフォンが期待されていることの証ともいえる。
これらのモデルはうわさレベルのものも含めて詳細が明らかになっていないため、果たして2画面で同時にアプリが動作するのか、それとも基本的には大画面化するためだけの機構なのかはまだ分からない。ただし、2画面同時の魅力を体験している筆者としては、2画面同時を実現するためのハードウェア環境がそろいつつあるということを素直に歓迎したい。
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