企業向けコラボレーションツール「Slack」を運営する米salesforce.com傘下の米Slack Technologiesは6月30日(現地時間)、職場での同僚との立ち話のような気軽なコミュニケーションを目指す音声チャット機能「Huddles」(群れという意味。口語では軽い打ち合わせをすることを指す)を発表した。有料プランでロールアウト中だ。
有料プランのすべてのチャンネルやDMでHuddleを開始でき、社外メンバーとの共有も可能。「まるで席を通りかかるように好きな時間に参加したり退出したりできる」としており、Discordのプッシュトークに似ている。
公開されている説明動画を見ると、チームを選択した状態でSlackの画面左下にHuddleを起動するアイコンが表示されるようになり、ここでHuddleを起動したり、既にそのチームで開かれているHuddleに参加したりできるようだ。画像の共有もできる。
同社はまた、Instagramのストーリーズのような短い動画メッセージを投稿する機能も発表した。こちらは向こう数カ月中に有料プランユーザーに提供する計画だ。
この機能は、チーム全員が揃うのが難しい場合、各自が適宜アイデアを共有するためのもの。録画投稿にはコメントをテキストや動画で追加でき、コンテンツはSlack内にアーカイブされ、検索可能になる。
Huddleも録画投稿機能もライブ字幕機能付き(日本語版も可能かどうかは現在不明)。
これらの機能はコロナ禍でリモートワークがニューノーマルになったことを受け、同社が昨年10月に発表したものだ。
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