KADOKAWAが7月15日に発売したゲーム業界のデータ年鑑「ファミ通ゲーム白書 2021」によると、2020年は家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」がハードとソフトの両面で「独り勝ち」したという。
国内のソフト販売本数はトップ10のうちNintendo Switchのタイトルが9作を占めた。中でも1位の「あつまれ どうぶつの森」はパッケージとダウンロードを合わせて20年末までに902万本が売れたと推定。「歴史的にもトップクラスのヒット」としている。
ハードの面(家庭用ゲーム機の保有状況)でもNintendo Switchは前年比で約137.2%と著しい伸長を続けた。11月発売のPlayStation 5やXbox Series X|Sは発売時期やハードの供給不足などもあり、市場への貢献度は低かった。
スマートフォンアプリやPCゲームを含めた2020年の国内ゲーム市場規模は2兆円を突破し、ゲーム人口は前年比約110%の5273万人となった。「俗にいう巣ごもり需要が数字に表れた結果」としている。
国内ゲーム市場の3分の2はスマートフォン、PCなどのオンラインプラットフォーム(家庭用ゲーム以外)が占めているが、2020年の市場成長にもっとも寄与したのは家庭用ゲームだった。中でもソフトのダウンロード販売などを含むオンライン分野は2134億円と前年のほぼ倍に成長している。
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