任天堂が6月29日に開いた株主総会で、経営陣が好きなゲームについて語る一幕があった。
「スーパーマリオ」「ゼルダの伝説」シリーズの生みの親としても知られる、代表取締役 フェローの宮本茂氏(68)は「自分が作っているゲームばかりを遊ぶことが多かった」が、ここ2年は夫婦で「Pokemon GO」にハマっていると話した。同社が株主総会の資料で明かしている。
株主から「任天堂の要職に就く方はゲーム好きであってほしい。各取締役候補者の人となりを知るためにも、好きなゲームを教えてほしい」との質問があり、経営陣が答えた。
宮本フェローは「基本的に自分が作っているゲームばかりを遊ぶことが多く、他社さんのゲームからあまり影響を受けずにきた」としつつ、「ゲーム開発で影響を受けた最初のソフトは『パックマン』、デザインがすばらしいと思うのは『テトリス』」と明かす。
現在は「ポケモンGO」に夫婦でハマっており、「家族みんなでゲームを遊びたいという夢がこのゲームで実現した」という。ポケモンGOは「近所のお友達」とも一緒に遊んでおり、「ひょっとしたら、日本のポケモンGOの平均年齢は60歳ぐらいかもしれませんね」と笑いを誘った。
上級執行役員の柴田聡氏は、「アドベンチャーゲームが好き」で、「ファミコン探偵クラブ 消えた後継者/うしろに立つ少女」を最近クリアしたところ。昔は、「ディスクシステムのふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島」も「本当に好きだった」と話している。
古川俊太郎社長は「中学生のころに『スーパーマリオブラザーズ』が発売された“ど真ん中のファミコン世代”」だ。最近の自社ゲームでは「世界のアソビ大全」の花札をよくプレイしているという。
上級執行役員の塩田興氏も「ファミコン世代」。「当時からハードウェアをいじるなど、モノの仕組みに興味があった」という。最近の自社製品だと「マリオカートドライブ ホームサーキット」で子供と一緒に遊んでいると話す。
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