「ゴゴゴゴゴ……」「ぷにぷに」など、AR(拡張現実)の擬音語で埋め尽くされた店でお買い物──コクヨは8月23日、自社の文具などを販売する店舗「THE CAMPUS SHOP」(東京都港区)で、こんな実験を始めた。コロナ禍を受け、買い物をオンラインで済ませる人が増える中、店内でユニークな体験ができるようにし、実店舗の集客につなげるという。
店内で借りたタブレット端末のカメラで筆記用具の売り場を映すと、擬音語のARコンテンツが表示されるという。今後は来店者が自身のスマートフォンやタブレット端末でARコンテンツを視聴できる仕組みも検討する。
擬音語の表示に加え、商品に近づくと使い方の説明動画を表示したり、文具を使ったインテリアコーディネートの例を表示したりする機能も搭載。店内に敷かれた紙の上を歩くと、材質に応じて異なる音を再生するといったコンテンツも提供する。
まずは商談先などの関係者に提供。秋をめどに一般の来店者も体験できるようにする。今後は新しいARコンテンツの追加も検討する方針。
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