リクルートは8月20日、同社の新人エンジニア向け研修資料を無償公開した。Amazon Web Services(AWS)やJavaScriptなど技術分野だけでなく、トヨタ生産方式のようなマネジメント手法など20講座以上の資料を公開している。
公開したのは、AWSやTypeScript、Webブラウザの仕組み、Web広告の成果を測るときなどに使うA/Bテスト、業績改善に役立てられる制約理論(ToC)、トヨタ生産方式入門などの資料。
これらの研修資料は、リクルートの新卒エンジニアが「現場で本当に必要な生きた知識・技術」を学べるように作ったという。同社のベテラン社員の経験を基にした内容で、ほとんどの資料を内製している。
同社は2017年から新卒エンジニア向けの研修資料を社外にも公開しており、フィードバックを受け、内容を毎年改修している。21年版では、「HTML/CSS講座」を「ブラウザ講座」に変えて、Webブラウザの中でどんな処理が行われているのか紹介した。自力では学びにくいWebの前提知識を学べる内容にしたという。
この研修内容に対してネット上では「とても品質の高い研修内容」「新人を育てる文化があって素晴らしい」などの声が上がっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR