ゲーム「Apex Legends」や「FIFA」シリーズの開発元である米Electronic Arts(EA)は8月24日(現地時間)、同社が権利を持つ、障害者でもゲームを遊びやすくする技術の特許5件を無料開放した。「ゲーム業界におけるイノベーションと創造性を推進する」(同社)という。
開放したのは、ゲーム画面の一部分を選択することでその場所にマーカーを表示し、会話不要で「ここに行こう」などと意思表示できる仕組み「Ping」や、色覚障害者でも色を視認しやすくする技術などの特許。企業や個人などがこれらの特許をゲーム開発に活用しても、EAは法的措置を取らないという。
特許の開放と同時に、EAが開発しているアクセシビリティーを向上するための技術30件以上のソースコードもGitHubで無料公開した。EAは今後、無料で活用できる特許を随時追加していく方針。
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