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» 2021年09月25日 09時00分 公開

潔さが面白い動画デジカメ、ソニー「ZV-E10」 お手軽ミラーレス一眼としても(1/4 ページ)

ソニーの“VLOGCAM”第2弾「ZV-E10」は機能や操作系の取捨選択がすごくはっきりしてる。ビデオカメラとしても普通に使えるのだが、細かいところでYouTuberとかイマドキの動画配信に便利なようにアレンジしている。

[荻窪圭,ITmedia]

 一見、「α6xxx」シリーズ(スペック的にはα6400が近いか)のようだけど実は違う。ソニーの“VLOGCAM”第2弾「ZV-E10」である。今度はレンズ交換式。

レンズ交換式VLOGCAM ZV-E10。上に付いているモフモフしたものはウインドストッパー。動画を撮るときは必須

 動画撮影メインのユーザーに向けたα、といえないこともないけど、使ってみると単に動画撮影重視にしただけじゃないことが分かる。機能や操作系の取捨選択がすごくはっきりしてるのだ。

 その潔さが面白い。ベースはα6xxxなのでミラーレス一眼としても使えるし、ビデオカメラとしても普通に使えるのだが、細かいところでYouTuberとかVloggerとか、イマドキの動画配信・動画記録に便利なようにアレンジされてるのだ。

シンプルで簡単で便利なVLOGCAM

ZV-E10にPZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS(SELP1650)を装着。電源が入っているのでレンズがせり出ている。この状態だと普通にαっぽい

 ZV-E10はAPS-Cサイズセンサーを搭載したEマウントのミラーレス一眼である。画素数は約2420万画素。ボディ内手ブレ補正はなし。写真メインなら欲しいところだけど、主なレンズは手ブレ補正機構を持ってるし、動画撮影時は電子式手ブレ補正が(画角がちょっと狭くなるけど)使えるのでなくても問題ないという判断だろう。その方が小型化できるしコストも下げられる。

 動画は4Kの30fps。フルHDなら120fpsでの撮影も可能だ。

 見た目はα6xxxに似てるけど、上面を見ると全然違うのが分かる。特に右手側の操作系。

 αシリーズはシャッターボタン回りに電源スイッチが付いているが、ZV-E10にはない。電源はスライドスイッチになり、シャッターボタン回りにはズームレバーがある。

 電動ズームレンズ(レンズキットの16-50mmと高倍率ズームの18-105mm F4 PZ)でしか効かないけど(他のレンズ装着時にこのレバーを触ると無慈悲なメッセージが出る)、動画撮影時にズーミングするなら電動式の方が安定する。

ZV-E10の操作系。モードダイヤルがなく、シンプルなスイッチで構成されている他、ズームレバーが付いてるのが特徴だ

 さらに注目すべきは撮影モードダイヤルがないこと。

 1つのボタンを押して、順繰りに静止画→動画→S&Q(スロー&クイック)を切り替えるだけだ。

 確かにカメラの撮影モードダイヤルの主なポジションは静止画基準だし、絞りがどうシャッタースピードがどうと頭に入れてないとうまく使えない。

 そこでPASMの各モードはメニューの中に隠してしまった。

 デフォルトは「おまかせオート」で、それ以外のモードを使うときはいったんFnキーでメニューを開き、操作しなければならないのだ。これはオートでの撮影しかしない人には戸惑わなくてよい。

Fnキーを押すと右下に撮影モードが現れる(ここでタッチ操作できないのは不便)
静止画と動画、それぞれでPASMの各モードを使えるようになっている

 そして、シャッターボタンのすぐ後ろに背景ボケ切り替えボタンが付いた。

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