シャッタースピードは最高で1/4000秒。ISO感度は拡張ISO感度でISO51200まで上げられる。
風景写真も入れるが、カメラを借りている期間がほぼ曇天か雨天だったのでいまひとつしゃきっとしてないのはご勘弁を。
一応恒例のガスタンク(ただし、曇天下だったのでコントラストも低くイマイチではあるけど)と、かろうじて少し青い空が覗いたカット(こちらは10-18mmの10mmで)を。
室内ものとして、料理を。漬け丼である。
以上3枚は「おまかせオート」で撮影。
写真用のカメラ(なんか変な言い回しだけど)として見ると、イマドキのミラーレス一眼としてはEVFは未搭載だし、撮影モードダイヤルもない。
ただ一眼レフでもライブビューのみで撮影している人も散見されるし、エントリー向け、というか特に撮影に凝る人でなければ、あるいはスマホと併用するって意味ではファインダーなしでも問題はなかろう。
撮影モードダイヤルがないのも、基本的にカメラ任せで撮るって人には問題ないし、絞りの知識がなくてもボタン1つで背景をボカしたり、パンフォーカス気味にしたりできる。
細かい撮影機能や設定も可能だが、探しづらいメニューの中から必要な項目を探すという苦行は避けがたい。マニュアル系の撮影をしようとするとと単に面倒くさくなるわけで、それを承知で「おまかせオート」メインで使う人向けの割り切った設計にしたんだと思う。
エントリー向けであり、なおかつステップアップする気はないって人には最高だ。
価格にも注目。16-50mmのパワーズームレンズキットで8万9100円(税込。ソニーストア価格)と、α6100よりも安価だ。
本格的に写真を撮りたいならαシリーズにすべきだけど、実はZV-E10の方が向いてるって人もいる。初めて買う動画用カメラとしては価格といい簡単さといい、それでいてデジタル一眼ならではの映像を撮れるといういいところを突いた製品なのである。
Vloggerを代表とする動画目的のユーザーやスマホからのステップアップユーザーのみならず、αユーザーが動画撮影用セカンドカメラとして買うのにもよさげだ。
ビデオカメラとスチルカメラが明確に分かれていたころ、家庭用ビデオカメラといえば子供の運動会や発表会撮影がメインで望遠に強い製品が主流だった。今の動画ニーズはこっちにきてるんだろう。
Vlog向けカメラが1つのジャンルとして定着するかどうかは分からないけれども、ありなんじゃなかろうか。
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