NTTドコモは10月7日、安価な料金プランを提供する「エコノミーMVNO」を発表した。同社の回線を利用したMVNO事業者のプランをドコモショップで契約できるようになる。まずはNTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」と、フリービットが提供する「トーンモバイル for docomo(仮称)」の取り扱いを始める。
ドコモの料金プランカテゴリーは、データ通信が無制限の「5Gギガホプレミア」などを取りそろえる「プレミア」、オンライン特化の料金プラン「ahamo」が含まれる「ニュー」に加え、低価格かつ小容量のニーズをカバーする「エコノミー」の3つで分けられている。ahamo提供以降、エコノミーのみぽっかりと穴が空いていたが、エコノミーMVNOの登場でようやくピースが埋まった形だ。
ドコモとMVNO事業者が連携することで、通信料金に応じたdポイントの付与、各MVNO事業者が提供するWebサイトへのdアカウントでのログイン、通信料金のdポイント支払いなどが可能になる。さらに、全国2300店舗のドコモショップでサポートを受けられる。同社によると他のMVNO事業者についても順次拡大するとしている。
OCN モバイル ONEは10月21日からドコモショップでの提供を開始。1GB(月額770円)、3GB(同990円)、6GB(同1320円)、10GB(同1760円)の音声プランなどをそろえているが、エコノミーMVNOのスタートに伴い、新たに月額550円で500MBのデータ通信と月当たり最大10分相当の音声通話を含めたプランを用意する。60歳以上のユーザーを対象に、最大12カ月間、さらに500MBを追加するキャンペーンも始める。
トーンモバイル for docomoでは、12月をめどにサービスを開始。第1弾としてiPhone見守りサービスを内蔵した10代向けのSIMサービスを販売するという。
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