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分かりやすい詐欺に引っ掛かったがリカバーした話(3/4 ページ)

» 2021年10月18日 08時19分 公開
[小寺信良ITmedia]

目指せ! 全額返金

 配送業者の問い合わせにも返信してこないぐらいなので、これも音沙汰なしかと思われた。一応PayPalの方で応答期限が区切られており、この期日までに返信がなければPayPalが乗り出していくということのようだ。

 すると予想外に、中1日で反応があった。7.30ドル返金で手を打たないかということらしい。しかし1000円ぐらい返されて、もともと欲しかったものとは違うものが手元に残っても仕方がない。実質的には詐欺だと思うので、やはり全額返金を求めていくことにした。

photo 業者から一部返金の申し出が

 売り手側との間で折り合いがつかない場合は、PayPalが乗り出して問題解決にあたるという段取りになる。本来なら、返金の「申し出を拒否」を選択したのち、PayPalへのエスカレーションを選択するのが通常の手順のようだった。だがこの段階では「申し出を拒否」を押したあと、そこからどういう流れになるのかが分からなかったので、この返答を保留したまま、PayPalへのエスカレーションを選択した。

photo PayPalに問題を上げることに

 その後、先方は返金の選択をしていないと取ったのか、また2日後には9.70ドル返金のオファーが届いた。

photo 微妙な金額交渉になってきた

 ここから時間をかけて細かい金額交渉をするつもりはないので、全額返金の線でPayPalに連絡をとった。イレギュラーな案件では、サポートチャットを使ってPayPalにメッセージを送ることができる。数時間後にちゃんと返信が来て、意思を伝えることができた。

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