メニューデザインもα7S IIIで採用された新しいもので、メニュー操作でもタッチパネルが活きるようになっている。
つまるところ、α1やα7S IIIやZV-E10を踏まえ、動画も撮れるミラーレス一眼から、動画と静止画を等価に扱うミラーレス一眼へ変わったのがα7 IVなのだ。
10月26日に公開されたα7 IVのお披露目ビデオでは、動画も撮れるスチルカメラではなく静止画と動画のハイブリッドカメラだと称している。
そしてライブストリーミングやオンラインコミュニケーションへの対応も強化。
静止画と動画も同じレベルで専用機のように扱え、オンラインでの配信にも対応したミラーレス一眼が、新しいベーシックモデル(発表では、「Beyond Basic」ともいってた)だということだ。
というのが製品の発表を見て感じ取れたこと。
性能面で見ていくと、もともと優れていたAFがさらに強化されて像面位相差AFが759ポイントに増えて全体の94%をフォローし、−4EVという暗い場所でのAFもサポートし、瞳検出が強化され、さらに動物や鳥へのリアルタイム瞳AFもサポート。動物や鳥のリアルタイム瞳AFは動画時も対応するようになった。
AF-ONボタンを押すと自動的にリアルタイムとラッキングがスタートするという設定にもなった(これは便利)。
ISO感度は拡張ISO感度を含むとISO50から204800(標準ではISO100-51200)。
連写速度はα7 IIIと同じ秒10コマ。静止画で超高速連写をしたいなら「α9」や「α1」を使えということか。
純正フラッシュを使った時のインテリジェントな光量とホワイトバランスの調整もアピールし、新しいフラッシュも登場する。
動画ではHEVC/H.265もサポートし、4Kで60fps(この場合はSuper 35mmにクロップされるが、30fpsの場合は全画素読みだしで7Kオーバーサンプリングとなる)、さらにピクチャープロファイルでS-log3をサポートする。
アクティブ手ブレ補正時はジャイロセンサーの情報を同時に記録し、専用のアプリで補正量を調整できる。これにより手持ち撮影時のブレを後でコントロールできるのも注目点だ。
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