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iOS版ATOK、サブスクで復活 月額550円で ただし「Smart Keyboard」などに非対応

» 2021年11月01日 16時00分 公開
[谷井将人ITmedia]

 ジャストシステムは11月1日、サブスクリプション型の日本語入力アプリ「ATOK passport」でiOS版「ATOK for iOS [Professional]」の提供を始めた。同社は10月6日に買い切り型の「ATOK for iOS」のサポートを終了。これまでATOK passportでiOS版は提供されておらず、事実上iOS版のATOKはいったん終了する予定となっていた。

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 ATOK passportは1契約で10台までのデバイスで利用可能。iOS版ATOKではフリック入力の他、「フラワータッチ入力」「ケータイ入力」に対応し、予測変換機能や誤字訂正機能、ユーザー辞書機能なども備える。ATOK for iOSを利用していたユーザーは、iPhone/iPadで登録した「ユーザー辞書」「連絡先」を引き継ぐことで、学習した入力環境をサブスク版に移行できる。

 一方、他社製入力アプリの使用を許可していないアプリでは使えない他、iPad Pro/Air用の米Apple純正アクセサリー「Smart Keyboard」など、ハードウェアキーボードでの入力には対応しない。パスワード入力時はOS標準キーボードに切り替わるなどの制限もある。

 対応OSはiOS 13〜15、iPadOS 13〜15。利用料は、Windows/macOS/Androidに対応した「ATOK Passport [ベーシック]」が月額330円(税込、以下同)、これにiOS版を追加した「ATOK Passport [プレミアム]」が月額550円。

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