米Meta(旧Facebook)は12月8日(現地時間)、クリエイター(クリエイティブなユーザー)の収益化ツール「professional mode」を発表した。プロフィールをこのモードに切り替えると、これまで「Facebookページ」でしか使えなかった収益化機能と「ページインサイト」のようなオーディエンス分析ツールを使えるようになる。
この機能はまずは米国の一部のユーザーに提供し、その後EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)に提供範囲を拡大していくとしている(日本については不明)。
収益化ツールの1つは、「Reels Play bonus program」。Metaは9月に米国で、Instagramのショート動画サービス「リール」をFacebookでも投稿できるようにした。ボーナスプログラムは、Facebookに投稿したリールの月間の視聴回数に基づいて報奨金を得られるというもの。最大で3万5000ドル(約400万円)を獲得できる。
また、昨年から一部地域(日本はまだ)で提供している投げ銭機能「Star」を販売する「Stars Store」も開設すると7日に発表した。Starはクリエイターのライブコンテンツに投げ銭する機能だが、従来はコンテンツ視聴中にしか入手できなかった。これが、専用ストアでFacebook Payを介して購入できるようになる。また、ニュースフィードやゲームタブの動画などでも投げ銭できるようになる。
なお、ユーザーアカウントをprofessional modeに切り替えると、投稿したすべてのコンテンツが公開され、誰でもフォローできるようになってしまう。特定の投稿の公開設定を制限することは可能だ。
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