米Facebookは6月8日(現地時間)、傘下のInstagramでクリエイターが収益を上げるためのツール強化について発表した。
クリエイターが10月に日本でも開始した「バッジ機能」を使って所定の条件を満たすと、Facebookから一定の金額が支給されるようになる。
バッジ機能は、視聴者がライブ視聴中に有料の「バッジ」を購入し、配信者を応援できる仕組み。バッジは120円、250円、610円の3種類。購入するとライブのコメント欄に、視聴者のアカウント名と購入したバッジのアイコンが表示されるというものだ。
これまでは1視聴者は1回のライブで1つしかバッジを購入できなかったが、今回のアップデートでいくつでも購入できるようになる。
バッジを使ったライブを、1週間に15分以上配信すると100ドル、1カ月に他のアカウントと共同で30分以上配信すると150ドル、4週にわたって毎週15分以上配信すると250ドル支払われる。
クリエイターによるグッズ販売は昨年7月から可能になっているが、これまではブランドのアカウントである必要があった。今後は、個人アカウントのプロフィール画面にショップへのリンクを追加できるようになる。
この機能は数日中に日本を含む世界で利用可能になる。
向こう数カ月中にクリエイター向けのアフィリエイト機能のテストを開始する。クリエイターは、Instagramアプリで決済まで簡潔できる「チェックアウト機能」に対応する商品のショッピングタグを投稿に追加できるようになる。この投稿を通じてタグ付けした商品が売れると、クリエイターはコミッションを獲得できる。
まずは米国の一部のクリエイターと企業を対象にテストを開始し、段階的に提供範囲を拡大していく計画だ。
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