「IPアドレスの例示で『xxx.xxx.xxx.xxx』を使ってはいけない」――そう訴えるTwitterの投稿が話題になっている。「めんどくさい説教かと思ったら違った」「急いで例示を直した」といった反応が相次いでいる。
ツイートをしたのは、たーごいる@1日目(木曜)西か10b(@Targoyle)さん。友人から聞いた話としてあるLINEやり取りを紹介した。一人が「IPアドレスについて教えてほしい」と尋ねられたため、もう一方の人物が「IPアドレスとはxxx.xxx.xxx.xxxのフォーマットの……」と返信したところ、外部へのリンクが生成された。クリックしてみると、成年向けのアダルトサイトにつながったという。
IPアドレスの管理を行う日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)によると、「.xxx」はアダルトエンタテイメント業界用のトップレベルドメインとして現在使われているという。加えて「xxx.xxx」をURLとするアダルトサイトが存在しているため、自動でリンクが付与された結果、このような事態が起きたようだ。
IPアドレスを例示する際には、ドメインを確認した上で「x.x.x.x」や「192.168.x.x」などを使う、もしくはドメインに使える記号は「‐」のみであるため「***.***.***.***」がいいのではと、たーごいるさんは提案している。
この投稿を見たTwitterユーザーからは「気を付けよう」や「同じようなことをやらかしたことがある」などの反応があった他「『.abc』などのドメイン名も存在するため、例示用のドメインとして用意している『.example』や『.test』を使うのも良いのでは」などの意見があった。
【訂正履歴:2021年12月10日午前10時30分 初出時、LINEでやり取りをしていたのは、たーごいるさんと友人と表記していましたが、正しくはたーごいるさんの友人同士のやり取りでした。おわびして訂正いたします】
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