米YouTubeは12月7日(日本時間)に発表した「著作権透明性レポート」の中で、2021年上半期に、全世界で7億件以上の著作権侵害の申し立てがあったと明らかにした。一方、7億件以上あった削除申請のうち、動画投稿者が異議を申し立てたのは1%未満と、ほとんどが反論していないことが分かった。
著作権透明性レポートは、著作権の申立件数や、申し立てに使われたツール、動画の削除依頼に対する異議申し立ての割合などについてまとめた資料。今回が初公開で、今後は半年に1回更新する。
21年上半期の著作権申立件数は7億2000万件以上。そのうち約99%は、映画や音楽など二次利用されやすいコンテンツを持つ著作権者向けの自動申立ツール「Content ID」によるものだった。
Content ID経由で出された削除依頼は約7億1895万件で、そのうち動画をアップロードしたユーザーが異議を申し立てたのは0.5%に当たる約340万件にとどまった。
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