ITmedia NEWS >

「え、1日4時間のワークアウト?」――Apple Watchの過酷な指令に今日も運動する人たちCloseBox(1/2 ページ)

» 2021年12月16日 14時33分 公開
[松尾公也ITmedia]

 Apple Watchが最近ちょっと増長しているようだ。

 初代Apple Watchをつけ始めてから、毎日3つのリングを閉じるのが日課となっている。途中、股関節と背骨を痛めて杖をつくようになった1年半くらいはまったく運動できなかったが、その後は復活し、今ではApple Watchの命じるままに生活し、健康を取り戻すに至っている。

 4月末からはZwiftを使ったインドアバイクを始めたことで毎日コンスタントに運動をこなし、さらにロードバイクも追加購入してロングライドするようになってムーブリング、エクササイズリングは楽々こなせるようになった。

 その結果、16kgほど体重を落として、人間ドックのメタボ診断を十数年ぶりにクリアできた。

 君のおかげであるのは認めよう。Apple Watchによるさまざまなモーチベーション維持の仕組みがうまく効いていたのだと思う。

 だが、それでApple Watchは調子づいてしまったようだ。

 「X月チャレンジ」という提案を毎月出してきて、それをクリアしろという。

 Apple Watchのアクティビティーには「バッジ」というシステムがあり、利用者にはそれを達成することを促してくる。まあいろんな種類があるのだが、毎月提案されるX月チャレンジについては、ユーザーそれぞれの運動度合いに合わせてカスタマイズしているようで、微妙に達成するのが難しいような数字を出してくるのである。要求される運動の種類も違ったりするらしい。

 それはいい。個々の運動の度合いに従い、さらにそれを伸ばそうというのは理にかなっている。

 だがこれを見てほしい。

photo 12月チャレンジ
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.