米Amazon Web Servicesが提供するクラウドサービス「AWS」の北バージニアリージョンで、12月22日午後9時半(日本時間)ごろから障害が発生している。同じタイミングで「Slack」「Trello」といったサービスも一時的に不安定になっており、影響を受けたとみられる。原因はデータセンターの電力消失。すでに電源は復旧しているものの、AWSの一部サービスでは23日午前10時半現在も影響が続いている。
クラウド計算環境「Amazon Elastic Compute Cloud」(EC2)やEC2で利用できるストレージ「EBSボリューム」に加え、「AWS Directory Service」といった認証サービス、アプリケーション実行環境「AWS Elastic Beanstalk」でエラーが増加するなどの問題が発生した。
このうち認証サービス以外の障害は解決済み。残りの問題にも対応中で、徐々に改善する見込みという。SlackやTrelloなど、影響を受けたと見られたサービスはすでに復旧している。
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