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フラットベッドスキャナーが売ってないので僕は散歩に出掛けたCloseBox(2/4 ページ)

» 2021年12月23日 13時53分 公開
[松尾公也ITmedia]

そうだ、コンビニに行こう

 そこで思い付いたのが、コンビニプリントサービスだ。我が家でプリンタが不要となった理由の1つに、コンビニプリントの存在がある。必要ならばコンビニに行ってスマートフォンから印刷すればいい。

 ならばコンビニプリントの複合機に入っているスキャナー機能を使えば良いのでは。

 だが面倒なのは、小銭を用意しなくてはならないことだ。コンビニに置かれている複合機は昔ながらの硬貨をチャリンと落としていくタイプの料金支払いになっている。

 以前手ぶらでコンビニプリントを使おうとして失敗したのがこのせいだ。データの転送までして小銭がないためキャンセルし、スゴスゴ戻ってきた。

 最近の買い物は全てキャッシュレスにしていて、コンビニに行くときはいつもiPhoneだけ。ヘタをするとiPhoneも持たずに出掛けてApple WatchのSuicaで支払いをする。現金を必要しているのは農家の野菜直売、中華屋さんの店頭で売っている餃子、サンドイッチ屋さんだけなので、これらに用事がない場合には財布を持ち歩かないようになってしまっている。

 レガシーコインをジャラジャラと用意して、まずは一番近いところにあるファミリーマートにと思ったのだが、ここではスキャンサービスはやっていないことが分かった。

 コンビニプリントは2つの勢力に分かれている。ファミリーマートとローソンが使っているシャープのマルチコピー機を使ったものと、セブン-イレブンが採用している富士フイルムビジネスイノベーション(旧富士ゼロックス)の製品を使ったものだ。

 ファミマ=ローソンは「SmartPrint」、セブン-イレブンは「マルチコピー」というそれぞれ別アプリを使う。SmartPrintは地図情報で、最寄りのマルチコピー機のある店を表示してくれる。スキャンサービスはやっているところとそうでないところがあって、近所のファミマは残念ながら対象外だということが分かった。

photo 近所のファミマはスキャナーサービス非対応

 それに対して、セブン-イレブンのマルチコピー機は標準で電子マネーが使えるのだ。

photo nanacoならマルチコピーの料金を支払える

 Suicaとかはダメでnanacoオンリーなのだが、Apple Payがnanacoに対応したので、Apple Watchでの支払いもできる。これはもう使うしかないと、最寄りのセブン-イレブンに出かけることにした。

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