経済産業省は12月24日、同省が公表している「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」への対応と偽り、クレジットカード会社をかたってカード情報を聞きだそうとするフィッシングメールが出回っているとして注意を呼び掛けた。
万一、メールのURLをクリックしてカード情報などを入力してしまった場合には、カード会社に連絡するよう呼び掛けている。
詐欺メールは、カード会社を名乗り「経済産業省によるマネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン等を踏まえ、お客様が登録している各種情報等について、現在の情報に更新されているかどうかを確認している」などとかたって偽サイトのURLに誘導するもの。偽サイトでは、氏名や住所、電話番号、クレジットカード番号、暗証番号、パスワードなどを入力させようとする。
実際のガイドラインでは、銀行などに対して、顧客の取引目的を確認することなどは求めているが、カード会社に顧客カード番号やID、パスワードなどを確認することは求めていない。
また「不正ログインの形跡がある」「不正利用の疑いがあるのでカード利用を止めた」「本人のご利用かどうか確認したい取引がある」などと偽るフィッシングメールも出回っているとし、注意を呼び掛けている。
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