ロシア連邦保安庁(FSB)安全保障局は1月14日(現地時間)、RaaS(サービスとしてのランサムウェア)を提供する犯罪グループ「REvil」のメンバー14人を逮捕起訴したと発表した。
メンバーの居住地で、4億2600万ルーブル、60万ドル相当の暗号通貨、PC、暗号通貨ウォレット、20台の高級車などを押収した。
REvilのRaaSは、昨年の米大手石油パイプラインColonial Pipelineへの攻撃などに使われ、米政府は昨年7月、REvilなどのサイバー攻撃に関する情報に最大1000万ドルの報奨金を提供すると発表した。
安全保障局は発表文で「作戦の結果について米当局に知らせた」としているが、米Reutersは事件に詳しい筋の話として、逮捕されたメンバーが米国に引き渡されることはないとみられると報じた。
ロシアと米国は現在、ロシアのウクライナ国境での軍事活動について交渉中だ。ウクライナ政府は同日、1月13日から政府機関が大規模なサイバー攻撃を受けており、ロシアが関連している可能性があると発表した。
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