1月28日に iOS 15.4のパブリックベータ版が発表されたことについて報じたが、Apple Beta Software Programにデバイス登録しておいたiPhone 13 miniにアップデートが降りてきたので、さっそく、マスクを着用した状態でのFace ID認証を試してみた。
マスク着用時のFace ID認証に対応したiOS15.4のパブリックベータ版は、Apple Beta Software Programへの登録が必要だ。当然ながら製品版に比べて不安定でローカライズも十分ではない状態で利用することになるので注意が必要だ。しかし、それだけの価値はある。
オミクロン株によってこれまでにない感染の広がりを見せているコロナ禍だけでなく、花粉症の原因となるスギ花粉の飛散も始まっている。マスク着用がますます必須になる状況下で、iPhoneを操作するときの制限がなくなるというのはかなりの朗報だ。何しろこれまで、これだけの経緯がある。そう、われわれは4年も待ったのだ。
iPhoneの認証システムは次のように進化している。
そして2022年1月、ついにFace IDのマスク着用フル対応がやってきた。果たしてその実装具合はどうだろうか。
結論からいうと、筆者がマスクを着用した状態でのFace IDアンロックはとても自然で、従来のFace IDでの認証と何ら変わらなかった。
マクドナルドのモバイルオーダーでの支払いでApple Payを使ったとき(室外)、Suicaアプリの起動時認証(室内)、iPhoneのスリープ時からのアンロック(室内・室外)のいずれも問題なく動作したことをまず報告しておこう。
とはいえ、パブリックベータ版でのFace ID機能はまだ完全にローカライズはされておらず(β版なので)、一部英語での説明が残っていることにご注意いただきたい。
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