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マスク付けてFace ID認証できたよ  iOS 15.4βが花粉飛散に間に合ってよかったCloseBox(2/2 ページ)

» 2022年01月31日 15時18分 公開
[松尾公也ITmedia]
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大きく変わったFace ID設定

 iOS15.4にアップデートして再起動すると、まずFace ID設定画面で選択を迫られる。「マスク着用時にFace IDを使用する」「マスク着用時にFace IDを使用しない」のどちらかを選ぶのだ。後で設定することも選べる。そして、マスクをしたFace IDアイコンがかわいい。

photo 「マスク着用時にFace IDを使用する」「マスク着用時にFace IDを使用しない」のどちらかを選択

 「マスク着用時にFace IDを使用する」を選ぶと、マスクに対応したFace IDの容姿の登録に入る。この時点ではマスクをしている必要がない。ただし、メガネをしている人は、最初の登録が終わった後で、メガネを外してもう一度登録するように言われる。

photo メガネを外してくださいと言われる

 この辺りは、「あなたの目の周りを認識して認証を行う」ために、より詳細なデータが必要だということなのだろう。対応しているiPhoneは12と13という、最新の2世代だけだという情報もある(今回はiPhone 13 miniで試した)。

photo メガネを追加
photo Face IDの設定にマスク関連の項目が追加されている

 コンビニやスーパーのレジでApple Payなど電子マネーで支払いをするときにFace ID認証を必要とするケースは多い。SuicaなどをApple Watchで支払いすればFace IDをスキップできるが、iPhoneで支払おうとすればFace ID認証が必要で、そうすると周囲に人がいる状態でマスクを外さなくてはならない。一瞬だけにしろ、今の状況ではかなりはばかられる行為だ。いつ「おやめください」と言われるかと心配してしまう。

 そろそろスギ花粉が飛散する季節で、小学生のときからの花粉症である自分はくしゃみが出始めている。これからゴールデンウイークまでの花粉シーズンを乗り切るためにもFace IDのマスク対応はとてもありがたい。正式版が登場し、早く多くの人々がこの恩恵に預かれるようなってほしい。

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