iOS15.4にアップデートして再起動すると、まずFace ID設定画面で選択を迫られる。「マスク着用時にFace IDを使用する」「マスク着用時にFace IDを使用しない」のどちらかを選ぶのだ。後で設定することも選べる。そして、マスクをしたFace IDアイコンがかわいい。
「マスク着用時にFace IDを使用する」を選ぶと、マスクに対応したFace IDの容姿の登録に入る。この時点ではマスクをしている必要がない。ただし、メガネをしている人は、最初の登録が終わった後で、メガネを外してもう一度登録するように言われる。
この辺りは、「あなたの目の周りを認識して認証を行う」ために、より詳細なデータが必要だということなのだろう。対応しているiPhoneは12と13という、最新の2世代だけだという情報もある(今回はiPhone 13 miniで試した)。
コンビニやスーパーのレジでApple Payなど電子マネーで支払いをするときにFace ID認証を必要とするケースは多い。SuicaなどをApple Watchで支払いすればFace IDをスキップできるが、iPhoneで支払おうとすればFace ID認証が必要で、そうすると周囲に人がいる状態でマスクを外さなくてはならない。一瞬だけにしろ、今の状況ではかなりはばかられる行為だ。いつ「おやめください」と言われるかと心配してしまう。
そろそろスギ花粉が飛散する季節で、小学生のときからの花粉症である自分はくしゃみが出始めている。これからゴールデンウイークまでの花粉シーズンを乗り切るためにもFace IDのマスク対応はとてもありがたい。正式版が登場し、早く多くの人々がこの恩恵に預かれるようなってほしい。
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