「MicrosoftはActivisionとの既存の契約の期間を通じて、コール オブ デューティおよびその他の人気のあるActivision Blizzardのタイトルをプレイステーションで引き続き利用できるようにする。また、ソニーのファンが好きなゲームを引き続き楽しめるよう、既存の契約終了後もプレイステーションでプレイできるようにすることをソニーに約束した」──米Microsoftの法務責任者、ブラッド・スミス氏は2月9日(現地時間)、こう明言した。
同氏はまた、「任天堂の成功したプラットフォーム」(Nintendo Switchを指すとみられる)をサポートするために「同様の措置を講じることにも関心がある」と語った。
この発表は、「Activision Blizzard買収を世界中の規制当局に承認していただくためのプロセス」の一環だ。スミス氏は公式ブログで、Microsoft StoreとXboxのアプリに関するオープンなアプリストアの原則も発表した。
Microsoftが1月に米Activision Blizzardの687億ドルの買収を発表した際、規制当局やユーザーから、コール オブ デューティを始めとするActivision BlizzardのゲームタイトルがXbox独占になるのではないかという懸念が高まった。
スミス氏は「Windowsがオープンなプラットフォームに進化したように、ゲームの未来も同じ道をたどっている。(中略)われわれのビジョンは、クラウドストリーミングを含め、ゲーマーがあらゆるデバイスであらゆるゲームをプレイできるようにすることだ」と語った。
世界の規制当局による、いわゆるビッグテックへの規制が厳しくなっている。前日には米NVIDIAが英Armの買収を「規制上の課題」を鑑みて断念したと発表している。
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