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「AppleCare+」は日割りで返金を受けられる 機種変更時に知っておきたい解約方法明日から使えるITトリビア(1/2 ページ)

» 2022年02月25日 14時30分 公開
[山口真弘ITmedia]

 iPhoneなどApple製品の購入にあたり、独自の保証サービス「AppleCare+」に同時加入したものの、2年の期間満了を待たずに新機種に乗り換えることになった──というのはよくある話だ。「今度こそは2年以上使うぞ」と決心してAppleCare+を同時契約したものの、翌年発売された新製品を見て我慢できなくなり、わずか1年で買い替えに至るというパターンだ。

 こうした場合、AppleCare+の契約の残り日数に応じて、返金を受けられることはご存知だろうか。今回、実際にこれらの手続きを行ってみたので、手順をざっと紹介しよう。なお今回の対象製品はApple Storeで一括払いで購入した個体で、分割払いで購入していた場合、またキャリアなどを経由して購入していた場合は扱いが異なってくるので、予めご容赦いただきたい。

今回は筆者が2020年11月の「iPhone 12 mini(右)」購入時に同時契約したAppleCare +の解約を行った。買い替え先の「iPhone 13 mini(左)」への契約切り替えは行わず、返金のみ行った

プランの残り期間に基づいて日割で返金される

 これら途中解約時の返金については、Appleのサイトにきちんと明記されている。具体的には、購入後31日以降に解約する場合に「プランの保証残存期間の割合に基づいて按分計算した金額から、すでにご利用になったサービスの対価を差し引いた残額」を返金するというものだ。

Appleのページより。「購入後31日以降に AppleCareプランを解約される場合は、プランの保証残存期間の割合に基づいて按分計算した金額から、すでにご利用になったサービスの対価を差し引いた残額を返金いたします」とある

 今回筆者が行ったのは、2020年11月にiPhone 12 miniを購入した時に申し込んだAppleCare+(有効期限2022年11月)を、2021年11月の時点で解約するというものだ。つまり契約期間2年のうち約1年分相当を払い戻す形になる。この間、修理や交換など、AppleCare+を使う機会は一切なかった。

 手続きは基本的に電話だ。最初の問い合わせはチャットで行ってもよいが、専門の担当部署に回されたあとは、電話でのやり取りになる。なおこの担当部署は営業が平日のみ、かつ営業時間が9時から18時まで(通常の窓口は21時まで)なので、時間外に問い合わせた場合は、翌営業日に折り返し連絡が来る形になる。

 電話口で必要になるのは、対象製品のシリアル番号と、AppleCare+の契約番号の2つ。いずれもマイサポートのページで確認できるが、すでに対象製品の登録を解除してしまっている場合は、購入時点でAppleから届いた「AppleCare+ 盗難・紛失プラン登録書」というメールを参照するとよい。

対象製品のシリアル番号とAppleCare +の契約番号は、購入時点でAppleから届いた「AppleCare+ 盗難・紛失プラン登録書」というメールにも記されている

 またこれ以外に、本人確認のための各種情報や、振込先の銀行口座番号などが必要になる。状況によってはほかの情報が必要になる可能性もあるので、これらの手続きは外出先からではなく、情報をすぐ取り出せる自宅などから行ったほうが、二度手間を避けられてよいだろう。

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