米Uberのアプリで、今春からニューヨーク市名物のタクシー、イエローキャブ(NYC TAXI)を配車できるようになる。
ニューヨーク市の数万台のタクシーが採用する2つのタクシー配車アプリのメーカー、CurbとCreative Mobile Technologies(CMT)は3月24日(現地時間)、自社アプリをUberのアプリと統合し、ユーザー(ライダー)がUberアプリでタクシーを配車できるようにすると発表した。今春後半にテストを始め、夏には本格稼働させる予定だ。
Uberは発表文で「これはドライバーにとっての真の勝利だ。(中略)また、Uberのライダーにとっても、何千ものイエローキャブにアクセスできるようになる真の勝利だ」と語った。
Uberアプリは、日本の一部、スペイン、ドイツ、韓国などでは既にタクシーを配車できるようになっているが、ニューヨークではタクシー業界と長く対立していた。
CMTは発表文のタイトルを「かつてのライバルが現在のパートナー」としている。
ライダーはUberアプリで従来通り配車できる。タクシードライバーも従来通りCurbとCMTのアプリを使うが、運賃はUberベース(Uber X)のものになる。
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