楽天は4月5日、同社のフリマアプリ「楽天ラクマ」のリブランディングを発表した。アプリアイコンとロゴを刷新した他、「海外輸入」「リユース」「産地直送・こだわり食品」「ブランド公式(SALE・アウトレット)」などのカテゴリーを追加。フリマだけでなくEC機能を強化する。
楽天ラクマは、Fablic(2016年に楽天が買収)が12年に開始した日本初のフリマサービス「フリル」(Fril)と、楽天が14年に開始した「ラクマ」を統合する形で18年に誕生。アプリはフリルベース、名称はラクマから採用した。
現在のアプリアイコンは、統合時に刷新されたもので、フリルのアイコンの特徴だった、トリコロールのフリル柄を残したデザインを採用していた。新しいアイコンは、3色のストライプに変更されている。
ロゴも、「Rakuten ラクマ」から「Rakuten Rakuma」に表記を変更し、色も赤から青に変わった。英語表記のため、海外展開を視野に入れている可能性もあるが、同社広報部によると特に海外展開は意識していないという。
EC面は、130以上のリユース事業者や40以上の並行輸入事業者が出店する「ラクマ公式ショップ」を開設。プロが検品した中古のブランド品やスマートフォン端末、並行輸入品を取り扱う。産地直送などの食品の取り扱いも強化。生産者や加工業者、卸業者が出店し、農産物や水産物を販売する。
22年半ばには、アパレルブランドと連携した公式のアウトレットやセール品も取り扱う予定。二次流通や応援消費などによる「サーキュレーション市場」を牽引するとしている。
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フリマアプリ「ラクマ」、販売手数料を値上げ 3.5%→6%にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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