バンダイナムコグループのメガハウス(東京都台東区)は4月21日、立体パズル「ルービックキューブインポッシブル」を発表した。見る角度によってパネルの色が変わり、難易度が大幅に上がった。3080円(税込)で4月下旬に発売する。
54個のパネルには、色が変わらないパネルと、見る角度によって2色に変化するパネルがあり、プレイヤーは視覚が惑わされる。各パネルを正しい場所に配置し、ある角度にすると面(9個のパネル)が同じ色にそろった状態に見えるという。
メガハウスは「ポイントは色が変わらないパネルをヒントに、どこに配置するのが正しいかを考えながら揃えていくこと。パネルには触ると分かる若干のざらつきがあり、6面完成時にはこのざらつきの向きもそろう」と話す。一方で「開発チームでも解ける人はほぼいない」とも。
2009年のルービックキューブ世界チャンピオン(4x4x4キューブ部門)で一般社団法人スピードキュービングジャパン代表理事を務める大村周平さんは、試作品に初めて挑戦した時「何かおかしい」と感じ、スタッフに不良品ではないかと確認したという。
「しばらくして『やられた!そういうことか!』とデザインの巧みさに膝を打ち、ついに完成したときには心地よい達成感が得られました」(大村さん)
あまりの難易度の高さに、インポッシブルはパズルに慣れ親しんでいる人に勧めたいという大村さん。一方、初心者には「悪いことは言いません。まずは普通のルービックキューブから挑戦しましょう。これは、あまりにも難易度が高すぎます」と話している。
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