JPCERT/CCは4月26日、マルウェア「Emotet」に感染するメールの添付ファイルに、新たにショートカットファイルを使ったものが見つかったと発表した。ファイルを実行すると不正なスクリプトが実行され、Emotetに感染する。
Emotetは主にメールの添付ファイルを媒介として感染を広げるマルウェア。これまではメールに添付されたドキュメントファイルのマクロ(スクリプト)などを標的に実行させ、Emotetに感染させるという手法が観測されていた。
添付ドキュメントを安易に開かない、ドキュメント内のマクロを実行しないといった従来の対策に加え、ショートカットファイル(拡張子が「.lnk」)にも注意が必要になる。
JPCERT/CCは22日に、Emotetの感染有無を確認するツール「EmoCheck」をアップデート。新たに検知手法を追加した。
猛威振るう「Emotet」の感染確認ツールがアップデート 検知手法を追加
1〜3月のEmotet相談件数は計656件 前四半期から約54.7倍と“爆増” IPAが報告
増えるサイバー攻撃に経産省が警鐘 産業界へ「セキュリティ対策徹底」呼び掛け
中央省庁、サイバー攻撃対策の徹底呼び掛け 経産省、総務省、警察庁、NISC連名でCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR