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インターリンク、給与そのまま週休3日制度を試行 「週40時間の仕事を32時間で片付ける」

» 2022年05月10日 14時57分 公開
[ITmedia]

 インターネットサービスプロバイダーのインターリンク(東京都豊島区)は5月10日、給与や有給休暇を減らさない選択型週休3日制を試験導入すると発表した。16日から試行する。

インターリンクのWebサイト

 同社の週休3日制は、これまで週40時間の勤務でこなしていた仕事を32時間でできないか? という実験的な試み。出勤日が5日間ある週の水曜日を休日として「家族や大切な人のために使う日」とする。

 年末年始や夏期休日は暦通りのため、これまで125日だった年間の休日は約160日に増えるという。役員などを除く社員の92%が週休3日制を選択した。

 ただし今後1年間試行し、結果が思わしくなかった場合には制度自体の廃止も検討する。「残業しなければ終わらない状況に加え、特定の人の負担が増えた場合も仕事は片付かなかったと判断する。社員全員の協力と創意工夫、現状の打破と変化への対応がなされなければ成り立たない」としている。

 インターリンクは1992年創業のインターネットサービスプロバイダー。2010年からテレワークを推進し、コロナ禍の影響を受けた2020年には仕事場としてのオフィスを廃止するなど働き方改革を積極的に進めている。

週休3日制のプレスリリース

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