Dyson(ダイソン)は5月25日、Twitterの公式アカウントで「未来の家事ロボットのプロトタイプの一部」という映像を公開した。「手間のかかる家事への応用が期待される」としている。
映像にはダイソンのラボ内で撮影したもので、様々なタイプのロボットハンドがお皿や洗剤のボトルなどを掴む様子を捉えている。柔らかいぬいぐるみを優しく持ち上げ、おもちゃ箱に片付けたり、掃除機のヘッド部分を取り付けてソファーを掃除したりするロボットの姿もある。
ダイソンはこれらのロボットが将来の家事ロボットにどう関わるのか明らかにしていないが「手間のかかる家事やその他の作業を処理できる自律型デバイスの研究開発を加速する」と表明した。
動画は米国フィラデルフィアで開催しているロボット工学の国際会議「ICRA 2022」のために制作したもの。ダイソン創業者の息子でチーフエンジニアを務めるジェイク・ダイソンさんは動画の中で英国ウィルトシャー州に過去最大のロボット工学研究センターを建設中であると明かし、ロボットエンジニアに対して研究チームへの仲間入りを呼び掛けた。
ダイソンは2022年に入ってから世界中で2000人を新規採用。うち半数がエンジニア、科学者、プログラマーという。
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