米Googleは5月27日(現地時間)、ChromebookのOS「Chrome OS」の最新アップデート(102.0.5005.75)をリリースした。この更新で、幾つかの新機能が追加された。
現行の多くのChromebookは、USB4/Thunderbolt 3規格のUSB Type-C(以下、USB-C)のポートを備えている。今回のアップデートで、コネクタの形状がUSB-Cでも規格が異なるケーブルを使おうとすると、警告が表示されるようになる。
ただし、対応するChromebookは、まずはUSB4/Thunderbolt 3機能を備える第11世代あるいは第12世代のIntel Coreプロセッサ搭載Chromebookのみだ(対象を拡大していく計画)。
例えば、低機能なケーブルで外部ディスプレイに接続しようとすると「このケーブルはディスプレイをサポートしていません。このUSB-Cケーブルではディスプレイと適切に接続できません」と表示される。
昨年HPの「Chromebook X2 11」で最初にリリースされた手書きアプリ「Cursive」(日本では「手書きメモ」)を、スタイラス対応の多数のChromebookでプリインストールする(対応デバイス一覧)。
対応デバイスであればcursive.apps.chromeを開いてツールバーの[インストール]をタップすることでインストールできる。
また、向こう数カ月中に、スタイラスストロークの太さ、スタイル、色の変更方法の改善などの機能を追加する予定だ。
なお、スタイラス対応のGoogle純正メモアプリとしては「Keep」もあるが、ChromebookでのAndroidアプリ版のサポートは終了しており、ChromebookでKeepを使うにはWebアプリ版を使うことになる。
「画面拡大鏡」はChromebookのユーザー補助機能の1つ。画面の一部を拡大表示するもので、これまでは拡大部分のスペースが画面上部3分の1に固定されていた。この表示の縦幅をユーザーが変更できるようになる。
今回のアップデートではセキュリティ関連の脆弱性修正は発表されていない。
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