米Microsoftは6月15日(現地時間)、昨年5月に予告していたWebブラウザ「Internet Explorer(IE) 11」のサポート終了を実施した。1995年公開の「IE 1」から続いた27年の歴史に幕が下ろされた。
IEのアイコンのクリックなどでIEを開こうとすると、後継Webブラウザである「Microsoft Edge」にリダイレクトされるようになる。Edgeは2015年4月にIEの後継として発表され、Windows 10以降のデフォルトブラウザと位置付けられている。
IEのアイコンは当面、タスクバーやスタートメニューに表示されるが、将来のWindows Updateで「永久に無効になり、その時点でアイコンが削除される」。
IE必須のレガシーサイトを使う企業向けに提供しているMicrosoft Edgeの「IEモード」は「少なくとも2029年まで」サポートするとしている。
Microsoftは「インターネットを探索するためにIEを使用したことがある方であれば、この場を借りてこれまでのご愛顧に深い感謝を申し上げます。(中略)Internet Explorerの未来はMicrosoft Edgeにあり、より速く、より安全で、より現代的なブラウザを提供します」と、ユーザーに感謝の言葉を述べた。
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