Facebook Japanは6月17日、VR空間で若者と政治家がディスカッションするイベント「メタバースで政治・選挙はどのように変わるか」を5月に開催したと報告した。参加した衆議院議員は「没入感がある」「政策の実証実験に使える」「法案提出を急ぎたい」などと話したという。
同イベントでは、政治家と若者がVRヘッドセット「Meta Quest 2」をかぶり、MetaのVR会議室「Horizon Workroom」にアクセス。政治におけるメタバースの活用について議論した。
政治家側として参加したのは、自民党の平将明衆議院議員、立憲民主党の中谷一馬衆議院議員、日本維新の会の遠藤良太衆議院議員。若者側は、政治系コミュニケーションサイトを運営するPoliPoli(神奈川県鎌倉市)の伊藤和真さんと、政治家向けスピーチ講座などを開催しているカエカ(東京都千代田区)の千葉佳織さんが参加した。
VR空間での議論について、自民党の平議員は「没入感があり、実際にその場にいるようだった。将来的にはVR空間に自民党本部を作りたい」と語った。立憲民主党の中谷議員は「期待を集めているメタバースとWeb3.0。政治・選挙活動だけでなく、さまざまな政策の実証実験などで使える」とコメント。日本維新の会の遠藤議員は「今後メタバースを街頭演説やPRのツールとして利用することを考えている。できるだけ早くメタバース基本法案を提出したい」とした。
イベントの様子は公式Instagramアカウントで動画として配信している。
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