米Brave Softwareは6月22日(現地時間)、1年前にβ版を公開した検索エンジン「Brave Search」を正式版とすると発表した。
Brave Searchは、独メディア企業Hubert Burda Mediaから買収した検索エンジン「Tailcat」をベースに開発した検索エンジンで、「比類のないプライバシーを提供する」と謳う。DuckDuckGoもプライバシーを尊重しているが、米Microsoftと「検索シンジケーション契約」を結んでおり、検索結果は完全にオリジナルではない。
Brave Searchはβ版の公開から265日でクエリ数が25億件を超えたという。「Googleが25億クエリに到達するには1年以上かかり、DuckDuckGoの場合は4年かかった」としている。
正式版への移行に合わせ、新機能「Goggles」(ゴーグル)のβリリースも発表した。Gogglesは、検索に当たって検索範囲を制限したり、結果の順序を変更したりするためのルールとフィルターのセットを作成する機能。
例えば、「search engine」をGogglesなしで検索すると、Wikipediaや著名メディアによる関連最新ニュースが表示されるが、「tech blog」(テクノロジー関連ブログ)というGogglesを設定すると、検索エンジンに関する独立系の個人ブログなどが上位に表示される。
Gogglesは、自分で作って公開することも、誰かが作ったものを利用することもできる。詳細はGitHubを参照されたい。
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