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バンダイ、夏のボーナス平均59万円増額 新報酬制度と好業績で 年収は平均110%に

» 2022年06月28日 13時07分 公開
[ITmedia]

 玩具大手のバンダイ(東京都台東区)は6月28日、全社員に支給した夏期賞与が昨年の支給額より平均で約59万円上がったと発表した。社員の年収は昨年度比で平均約110%になるという。

バンダイの発表資料

 バンダイとBANDAI SPIRITSは4月に新報酬制度を導入。初任給を22万4000円から29万円へ増額すると共に全社員の月給も引き上げた。夏期賞与については旧報酬制度での支給だったが、支給額は昨年比で平均59万円増えた。

 バンダイはグローバル戦略推進のため中途採用に注力しており、新報酬制度により多様な人材を確保し、社員のモチベーションアップにつなげる考え。「業績と連動した形で賞与支給額を決定しており、2021年度の好調な業績を反映した」としている。

 持株会社のバンダイナムコホールディングスが5月11日に発表した2021年度通期決算(21年4月から22年3月まで)は、売上高が8892億円(前期比20%増)、営業利益は1254億円(同48.2%増)、純利益は927億円(同89.7%増)と過去最高の数字を達成。ゲームやガンプラなどほぼ全ての事業領域で前年を大きく上回る数字を出した。

2021年度通期決算の概要

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