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お使いの家電製品、10年以上前のでは? 最新式ならこれだけ節電できるデジタル防災を始めよう(1/3 ページ)

» 2022年06月30日 10時46分 公開
[戸津弘貴ITmedia]

 梅雨明けとともに猛暑がやってきた。連日ニュースでは熱中症への注意、対策が報じられ、6月26日からは企業や家庭に節電を呼びかける「電力需給ひっ迫注意報」を発報、連日節電が呼び掛けられている。

photo 電力需給ひっ迫注意報(第7報)

 ウクライナ情勢の悪化に伴う燃料の輸入価格高騰と、電気料金に上乗せする再生可能エネルギー賦課金の上昇が反映されたことが要因となり、2022年5月から電気、ガスなど前者が値上げされている中での猛暑襲来となり、節電と家計負担の2方面作戦を強いられることになった。

 これから夏に向けての電力需要も高まる中で、家計の負荷軽減のためにもより一層の省エネが求められる中、省エネや電力会社などに頼らないオルタナティブなエネルギー源の確保などが求められている。

 よく挙げられるのが、日本の温水便座の電力を賄うのに、原発3基分の発電量が必要という例だ。原発そのものの是非は置いておいても、そこにあるからコンセントを差しておくという使われ方をする機器も多い。

 一方で、何でもかんでも節電と、コンセントを抜いてしまってルーターの電源が入ってなくてネットにつながらないとか、IoT機器が機能しないというトラブルが起こる場合もある。時計やタイマーなどが設定できる機器も、コンセントを抜くと時刻がリセットされてしまうものもあるので注意が必要だ。

 物には程があると言われるが、必要なところにはコストをかけて節約できるところは節約するというメリハリも必要だ。

 しかし、それには自分にとって何が重要で何が我慢できるものなのか、システムとして常に電源供給されていなければならないものとそうでないものを見極めるなど、判断する知識なども求められる。

 その前段階として、情報収集や正しい知識の学習というものがある。今回は、その一助となる省エネソリューションの紹介や、アイデアの一部をご紹介したい。

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