ITmedia NEWS > セキュリティ >
セキュリティ・ホットトピックス
ニュース
» 2022年07月26日 18時00分 公開

医療業界を狙うランサムウェア攻撃、2倍近くに 身代金でデータが返ってきたのは2%のみ

医療業界を狙ったランサムウェア攻撃が2021年に前年より94%増えたとする国際調査の結果をソフォスが発表した。身代金を払った医療機関のうち、データを復旧できたのは2%という。

[ITmedia]

 セキュリティ企業のソフォス(東京都港区)は7月26日、医療業界を狙ったランサムウェア攻撃が2021年に前年より94%増えたとする国際調査の結果を発表した。身代金を払った医療機関のうち、データを復旧できたのは2%という。

photo 調査で判明したこと

 医療機関のうち、ランサム攻撃を受けたと答えたのは20年には34%だったが、21年には66%に増加。被害を受けた医療機関のうち61%は身代金を払ったが、データを取り戻せたのはそのうち2%にとどまった。

 ランサムウェア攻撃からの復旧にかかる費用は平均185万ドル(約2億5283万円)で、業界別では2番目に高い金額だった。一方、支払った身代金の平均額は最も低い19万7000ドル(約2693万円)。復旧にかかる期間は1週間程度だった。

 ソフォスによると、医療業界では治療のためデータに効率的かつ広範囲にアクセスする必要があり、通常のサイバーセキュリティ対策ができないケースや、救命のために身代金を払う可能性もあるという。

 同調査は世界31カ国の中小企業に勤めるIT従事者5600人(うち医療系381人)を対象に実施した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.