InstagramやFacebookを運営する米Metaが7月27日(現地時間)に発表した第2四半期(4〜6月)の決算は、売上高は前年同期比1%減の288億2200万ドル、純利益は36%減の66億8700万ドル(1株当たり2ドル46セント)だった。減収になったのは株式公開以来初。前四半期に続き、マクロ経済の影響により、主力の広告事業の売上高が1.5%減少した。
売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は289億4000万ドル、1株当たり純利益は2ドル59セント)に届かなかった。
第3四半期の予想も「第2四半期に経験した広告需要の低迷が続き、マクロ経済の不確実性が拡大していると考え」、売上高の見通しを第2四半期よりも低い260億〜286億ドルとした。
Metaが「ファミリー」と呼ぶFacebook、Instagram、Messenger、WhatsAppをまとめた日間アクティブユーザー数「DAP(Daily Active Person)」は4%増の28億8000万人だった。
セグメント別では、広告の売上高は1.5%減の281億5200万ドル、ファミリーアプリの広告以外の売上高が14%増の2億1800万ドル、メタバース関連のReality Labsの売上高は48%増の4億5200万ドルだった。
Reality Labsの営業損失は28億600万ドルだった。前年同期は24億3200万ドルだった。同社は前日、VRヘッドセット「Meta Quest 2」の大幅値上げを発表した。
マーク・ザッカーバーグCEOは業績発表後の電話会見で、景気減速を受け、2023年の人員削減計画について語った。
同氏はまた、注力しているInstagramの短い動画サービス「リール」について、年間売上高で10億ドルに達したと語った。
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