NECとカゴメは8月2日、AIを活用して子供が苦手な野菜と相性の良い食材を組み合わせた「AI(愛)のプリン」6種を発表した。レシピを特設サイトで無償公開する他、一部店舗で販売する。
カゴメが2019年に実施した「子どもの野菜に対する意識調査」結果から子供が苦手な野菜21種類を選び、NECの「リンク予測AI技術」で50万以上のレシピから野菜と相性の良い食品を導き出した。それら組み合わせを“伝説のプリン職人の店”と呼ばれる「プルシック」(岐阜県)の所浩史オーナーシェフがプリンに仕上げた。
野菜と食材の組み合わせは「とうもろこしとヨーグルト」「トマトとクリームチーズ」「かぼちゃとレーズン」「にんじんと白ワイン」「ほうれんそうとココナッツ」「じゃがいもととうふ」。NECとカゴメは「子供の野菜嫌い克服と親子のコミュニケーション活性化に寄与する」としてプリンのレシピを特設サイトで公開した。
一部のプリンはプルシックのオンラインストアと店舗で9月から販売する。価格は各500円。
NECのリンク予測AIは物事の関係性を分析し、隠れた関係性を発見するAI技術。今後、食品や化粧品などの商品企画や開発、マーケティングへの応用を目指している。
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