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大雨、ゲリラ豪雨、線状降水帯……夏の水害対策に役立つこんなグッズデジタル防災を始めよう(1/3 ページ)

» 2022年08月04日 19時29分 公開
[戸津弘貴ITmedia]

 ここ数日、日本全国で大雨の被害が増大している。北陸や東北では線状降水帯などの短時間に多くの雨が降り、増水、氾濫などの被害も発生している。毎年風水害の被害は甚大化してきており、今年も大きな被害が出ている。2021年7月の熱海市での土砂災害は記憶に新しいし、今年は梅雨入り後の雹被害やゲリラ豪雨から始まり、最近の大雨など荒れ模様が続いている。

 地球温暖化の影響なのか、先に記事で紹介した猛暑や、局所的な豪雨が交互に訪れるなど、極端な天気の日々が続く。最近の傾向は、ゲリラ豪雨と異なり線状降水帯による豪雨が長時間続くことでの急激な状況悪化、災害化の恐れがある。

「そなえよつねに」私の好きな言葉です

 大雨や水害などで、最も基本的な対策は傘を持ち歩くということかもしれない。普段持ち歩かない人でも、雨の降る可能性の高い時期は折り畳み傘でも良いので持ち歩けば、不意の雨でも濡れずに済む。フジロックなどのフェスに行く人は、フェス装備(雨対策)がそのまま使えるだろう。

photo 折りたたみ傘、レインウェアは、コンパクトに収納できるものが良い

 しかし、ゲリラ豪雨などの横殴りの大雨だと傘も役に立たない。

 筆者の場合、出かける際に横殴りの雨で、終日雨になりそうという予報の場合には、アウトドア用のレインウェア、いわゆるカッパを着て出かけることもある。

photo HUS.(ハス)の折りたたみ傘は、軽量コンパクトながら剛性も高く比較的激しい風雨にも耐える。撥水とUVカット処理がされているので、日傘にもなる

 普段使いの鞄の中にも折り畳み傘を常備しており、他の荷物との兼ね合いであえて置いていくということでなければ常に入っているので、突然の雨でも安心というわけだ。線状降水帯による豪雨が頻発する場合には、レインウェアを持ち歩くことも検討すべきだ。

photo 夏の時期によく使うファイントラックのエバーブレス フォトンジャケット&パンツ。ゴアテックスよりも蒸れにくく、ストレッチ素材なので動きやすい。脱着も容易だ

 バッグにはレインカバーを備えたい。あまりに激しい豪雨だと雨水がバッグの中に染み込み、中身が濡れてしまう。外からの濡れ対策にはカバーが最も手軽だ。

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photo 自転車用やアウトドア用のバックパック、気の利いたビジネスリュックにはレインカバーが内蔵されているものもある。専用なので収納場所もコンパクトで装着したときもピッタリハマるのがよい。
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