レインカバーは赤や黄色など目立った色だったり、反射テープが縫い込まれているなど目立つ工夫が施されてる場合も多い。
雨天は視界が悪くなるので、派手な色ならば走行中の車に視認されやすくなって安全性も高い。登山などでは自然界にない原色の色合いが目立つため、遭難時も発見されやすいのだ。当然災害時も同様の働きが期待できるだろう。
もう1つの対策が、防水のインナーバッグを使うという方法だ。これだと、カバンが濡れて水が浸入してきても、重要な書類や電子機器など濡れては困るものを個別に保護することができる。収納するアイテムや用途に応じてさまざまなタイプがある。
インナーバッグも素材や構造などさまざまで、ほぼインナー専用で使用することが前提のものから、単独で、アウトドアで使用しても大丈夫なくらい丈夫なものもある。
サーフィンやダイビングで使うような防水バッグは、高い防水性と岩場でも破れにくい丈夫さを備えているので、こういったバッグに貴重品を収納していつでも避難できるように待機しておいて避難指示が出た際は空気を含めて口を閉じ、浮力を得られるようにしておくなど、防水ならではの活用方法も知っておきたい。
そういった用意がない場合には、ゴミ袋などのビニール袋(ポリエチレン製)が簡易的なレインカバー、カッパ代わりとなる。素材によってシャカシャカ音がするタイプとあまり音がしないタイプがあるが、多くの場合低密度ポリエチレン製(つるつるした表面)のものが、音がしなくて適している。柔軟性があるので裂けにも強い。
ゴミ袋など用途が広いアイテムは、複数サイズを多めに(あちこちの防災キットに入れて)持っておけば、不足するアイテムの機能を補うことができる。
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