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大雨、ゲリラ豪雨、線状降水帯……夏の水害対策に役立つこんなグッズデジタル防災を始めよう(3/3 ページ)

» 2022年08月04日 19時29分 公開
[戸津弘貴ITmedia]
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防災情報をこまめにチェックしよう

 線状降水帯などは、週間天気予報で予報されないことも多く、突然現れて大雨を降らせることがある。防災アプリの通知をONにしておくことで、自分の住むエリアや両親など気になる人が住んでいるエリアに災害アラートがあると知らせてくれるほか、ヤフーのポータルサイトでは、天気をはじめとする防災情報を入手できる。

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 特に、防災情報のタブでは、喫緊の災害に際して、避難すべきかどうかの判断となる情報が得られる。例えば、河川水位では近くの河川が氾濫水位に達するかどうかなどを確認できるし、土砂災害ではエリアごとに土砂災害の危険性を確認することができる。

 夜間の避難や、避難に時間のかかる年配の家族がいる場合には、こういった情報を参考にして早めの避難をするなど、安全を優先した行動を心がけたい。

 筆者はダイビングを趣味で楽しんでいるが、水中に体が浸った状態で、機材などの重量物を身にまとっていると行動に大きな制限がかかるのを実感する。

 ダイビングのように、ある程度水中で行動することを前提とした装備でもそうなのだ。ましてや、避難バッグを背負って家族の手を引いて、膝まで水につかりながら避難するという状況は、想像したくない危険な状態だ。

 最近の災害は判断に迷う状況も多いが、年配の両親やまだ小さい子供がいるという家庭は、早めの判断だけで行動したり、杓子定規に避難所に行くのではなく、水害の影響のないエリアに一時的に避難するなど命を最優先にした行動をとってもらいたい。

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