日本の恋愛経験者の12%は、恋人・元恋人の同意なしにスマホを見るなどの“ネットストーキング”をしていた──セキュリティソフト「Norton」を提供する情報セキュリティ企業のノートンライフロック(東京都港区)は8月9日、そんな調査結果を発表した。
日本を含む10か国・1万人以上の消費者を対象に調査。日本人は「ネット上でストーキングされても気にしない」が9%、「バレなければネットストーキングする可能性が高い」が11%、「相手が満足するならネットストーキングは問題ない」(9%)など、調査対象国の中でもネットストーキングを認めない傾向が強いことが分かった。
一方、ネットストーキング経験者は12%だった。手段は「メッセージ、電話履歴、写真の確認」(5%)、「検索履歴の確認」(4%)、「GPSでの位置情報の追跡」(4%)など。
日本人は「ストーカーウェア」の認知率が低いことも分かった。ストーカーウェアとは、監視対象者のスマートフォンにインストールすると、位置情報や映像、音声、メッセージなどを外部から取得できるアプリのこと。調査では「知っている」人が8%、「名前だけ聞いたことがある」人が21%にとどまった。
ノートンの調査では、2021年5月から22年4月にかけて、GPSアプリやデータ吸出しアプリなど、ストーキングに使えるアプリが合計10万台以上のスマホにインストールされていることも分かった。
ノートンはアクセス権限や不審なアプリの確認、2段階認証の設定などでネットストーキング対策ができると紹介している。
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