9月4日だけ、ロシアから大量のSQLインジェクション攻撃があった──WAF(Webアプリケーション用ファイアウォール)開発のサイバーセキュリティクラウドが13日、こんな観測結果を発表した。攻撃数は観測期間中の平均値の3倍に及んだ。
同社は8月1日から9月8日にかけて、同社製WAFなどで観測したサイバー攻撃を調査した。検知した攻撃の総数は約1047万件。4日には90万件近いSQLインジェクション攻撃を観測した。期間中、ロシアからSQLインジェクション攻撃があったのも4日のみ。ロシアからの攻撃件数は当日だけで20万件以上だった。
日本では8日ごろから、ロシアを支持するサイバー攻撃集団「KILLNET」によるものとみられるDDoS攻撃が相次いでいるが、関連は不明としている。
SQLインジェクションは外部からデータベースを不正に操作する攻撃手法。被害を受けると、個人情報などが漏えいする恐れがある。
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