スタートアップのPayn(東京都中央区)は、ホテルやレストランなどが行っているキャンセル料の請求業務をデジタル化するツール「Payn」のベータ版を10月5日にリリースした。併せて総額9000万円の資金調達も実施した。
昨今、予約の無断キャンセル(ノーショー)問題や、キャンセル料請求の業務負担問題、キャンセル料の未払い問題などが、事業者の悩みとなっている。解決策の1つとして、予約時にクレジットカードで事前決済する方法もあるが、事前決済を強いることで予約が減るという課題もあった。
Paynでは、キャンセル顧客へのメッセージ送信や請求のリマインド、回収、入金時の消込から領収書発行まで、キャンセル料請求に必要な作業を自動的に行う。キャンセル料を支払った顧客に、次回の来店クーポンを発行するなどの仕組みも備える。
初期費用や月額費用などは設けず、キャンセル料が回収できた場合にのみ手数料が発生する形。
ホテルやレストランに限らず、キャンセルポリシーを規定している事業者なら、どんな業種でも利用が可能となっている。
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