ドワンゴは10月14日、ニコニコにおけるAIを活用した作品の収益化基準を明示した。自身で開発したAIを使った作品や、生成物を加工するなど創作の一部に活用する場合は収益化できるが、生成物をそのまま投稿し、収益を得ることはNGとした。AI生成物の投稿自体は制限しない。
基準は、画像生成AIで出力したイラストや、作曲AIで作った楽曲を加工せずに投稿して、ニコニコの収益化プログラムを利用することを禁止する。該当する作品が収益化された場合、審査によって収益の付与を見送る可能性がある。審査結果に対しては異議申し立ても可能。
ドワンゴは「AIによる創作物の是非について判断する立場ではない」とした一方、「クリエイターとしての活動の関与が実質的にほとんどないAIからの生成物に対して奨励金の分配を行うことは、収益化プログラムの目的にはそぐわない」と説明した。
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